生まれつき顔が死んでいるって矛盾しているようでしていない

3月から電話対応の部署を卒業して今の部署に異動になった

 

火曜日、仕事が終わる直前に上司からちょっといい?と呼び出された

 

「顔色が悪いけど大丈夫?」

 

え????

 

全く自覚はなかった

 

心配される覚えなんかないのに心配されている状態が生まれていることがとても怖かった

 

もともと色は白いんでー、とヘラヘラしながら受け身を取ったつもりだったが

 

「いや、そういう事じゃなくて笑」

 

 

なんか笑われた

 

 

「やる気があるのはもちろんわかってるし伝わってくるんだけど体はやっぱ正直だからさ」

 

「今うちの部署は繁忙期だからこれからもっといろんな仕事をお願いすることになると思うし」

 

新しい部署がキツいなら電話対応の部署にもう一、二ヶ月居たかったら言ってくれれば俺から上に掛け合う、との事だった

 

たしかに毎日忙しいし席も移動して周りの景色にまだ少し緊張しているし未経験だし通勤時間片道1時間半だから目は眠そうだったかもしれないけど

 

自分なりに教えてもらったことは精一杯やっているし、少しずつできるようになっているつもりだった

 

その矢先の突然の呼び出し

 

あいつ辞めそうな顔してるから一回カウンセリングしとかないといけないな、の呼び出し

 

「どうする??戻りたいなら全然いいよ」

 

大丈夫です顔が死んでるとか覇気がないとか気怠そうとかやる気なさそうとか感情がなさそうだとかはそんなつもりなくてももともと言われるので

 

今まで何回かこの説明を人にしてきたけど文字に起こすとこんなに悲しい自己紹介はない

 

もう泣きそうだった

心の中では泣いていた

あともう定時過ぎてるんで帰らせてください

 

「あーそうなんだ!笑 じゃあまだ大丈夫だね〜」

 

納得はしてもらえた

心に深い傷を負った代償に納得してもらえたのだった